2021年5月23日 市民公開講座「みんなの乾癬教室」
こんにちは、あきた乾癬友の会です。
先日、2年越しに行われた市民公開講座ですが、Web配信ということで全国から視聴いただきありがとうございました。
会場観覧は開催2週間前に中止となり、県内の会員の皆様には電話でのご連絡をしました。
一部の方には連絡がつかず、当日会場にいらした方もおり、ご足労いただき大変申し訳なく思っております。
さて、今回の市民公開講座ですが、一部内容を変更してお届けしました。
少しですが、公演内容を公開いたします。
【開会の挨拶】 あきた乾癬友の会 佐藤佳路子氏
【講演1】 座長 秋田大学皮膚科・形成外科教授 河野通浩先生
「乾癬でも素敵に生きる♡~患者力アップで人生を楽しむ~」
演者 NPO法人東京乾癬の会P-PAT理事長 大蔵由美氏
16歳で乾癬になった大蔵さん。
病院では「一生治りません」と言われる。
「乾癬のない肌になりたい」と思うも、隠しきれなくなる乾癬。
病院も医者も怖くて症状は悪化し、乾癬性関節炎に。
空気が揺れるだけで全身が痛かったという。
ある日、先輩から喝をもらい、前向きに治療しようと決心した。
その後寛解し、10年間寛解状態を維持。
念願だったゴルフができるようになり、人生を楽しんでいる。
大蔵さん「間違った治療で遠回りしている人もいる。正しい治療とつながるために私が背中を押すよ!と乾癬患者さんに伝えたい。ぜひSNSなどで繋がってほしい」
大蔵さんはTwitterにて本名で活動しています。
【講演2】 座長 西塚医院 西塚彩子先生
「乾癬を知っていますか~関節痛みませんか?~」
演者 日本生命病院副院長皮膚科部長 東山眞里先生
乾癬性関節炎はリウマチと似ているようで全く違います。
・乾癬の皮膚症状がある
・リウマチは関節炎が対照的だが、乾癬性関節炎は炎症が非対称であることが多い
・リウマチは第2関節や指の付け根の関節に炎症が起きやすい一方、乾癬性関節炎は第一関節に炎症が出やすい
・末梢関節炎の方は爪にも乾癬の症状が出る
乾癬性関節炎は皮膚症状と関節症状の関連があるため、しっかりと皮膚症状をコントロールすることが大切。
痛みのない乾癬性関節炎もあるため診断は難しいが、痛み・腫れ・こわばりがあった場合はすぐに皮膚科の主治医へ伝えること。
東山先生「乾癬になりやすい体質は変えられませんが、乾癬をコントロールすることは可能です。乾癬を知り、主治医とコミュニケーションをとり、治療を継続していきましょう」
Web配信のご視聴、記事の閲覧ありがとうございました。
私たちあきた乾癬友の会は、乾癬患者さんを応援しています。
一緒に寛解を目指しましょう。
なお、配信の裏側をYouTubeにて配信しています。
ぜひご覧ください!
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